日記

妻の実家に移住しようとしたら、両親に猛反対された話

まずは僕の今の状況からご説明しますね。
年齢は35歳。地方で大〜中企業に勤めているサラリーマン。妻と2人の子供(5歳と0歳)がいて、僕と妻のどちらの地元でもない地域に戸建を建ててに生活しています。

先日、妻の実家に移住しようと思うと自分の両親に相談したところ、びっくりするくらい猛反対されてしまいました。
あまりにも自分達の想像とかけ離れた両親の態度に相当参っていて、自分の心を落ち着けようとブログに書くことにしました。

同じようにこれから移住を考えている人の参考になれば幸いです。

移住のきっかけは妻の家族の3度目のガン

妻の家族にガンが見つかったことが移住を考えるようになったきっかけです。
「あと何年生きられるかわからないな…」
そう考えると居ても立ってもいられなくなった妻が実家近くへの移住を切り出しました。

僕ら夫婦は「LIFE SHIFT」や「ZERO TO DIE」といった書籍で紹介されている“人生100歳、どう生きる?“という考え方に非常に興味があり、常にお金が全てではない、自分達の幸せは自分で作り上げていくものだという価値観で生活しています。

その上で今回、家族が亡くなるまでの時間を近くで過ごすことが自分の人生には絶対に必要だ、今動かないと後悔する、という考えに至ったのです。

僕はというと、元々転職or独立を考えていたのもあって、今住んでいる場所へのこだわりは薄く、妻の考えに共感し、妻の想いを最大限尊重したいなと思い移住の計画を進めることにしました。

移住の現実的な課題は新しい職探しと持ち家売却

さて、移住にあたって現実的な課題となるのは次の二つです。

①移住先での新しい職探し
②住宅ローンの残った持ち家の売却

①の職については、僕がずっとやってみたかった「植物の店」に挑戦したいなと考えています。
これまで13年近く開発職のサラリーマン一筋なので不安で一杯ですが、これこそ今やらないとずっと後悔するというものです。
長い人生で一度くらい思い切って挑戦してみて、それでダメでも良い経験になるだろう、くらいに考えています。
今の資産が底をついて家族での生活が立ち行かなくなるまでは挑戦してみたいと思っています。
妻は現在小さな企業でデザイナーとして働いていますが、これを機にフリーランスへの転向を考えていることも書き添えておきます。

②の持ち家売却についてですが、移住の話が出てからすぐに近くの不動産屋で見積もりを取りました。
すると残っている住宅ローンは問題なく完済できるくらいの金額になりそうということがわかり、特に問題なく売却できそうな感じです。
こだわって建てた家なので愛着はもちろんありますが、人生の優先順位を考えると思い切って売却を決断しようと考えています。

妻の家族は移住賛成派

まずは移住について妻の家族へ相談してみました。
反応は良好。
職が変わることへの不安はあるけれども、2人が決めたことなら何でもやってみなさい、といった反応でした。
娘が近くに帰ってきてくれるという嬉しさもあったのだと思います。

保守的な僕の両親は移住猛反対

さあ残るは僕の両親への報告です。
昔から「みんな勉強してるんだからしっかりやりなさい。」とか「あんまり変わったことしないで。」といった主張をする両親なので、反対はされるだろうと覚悟して報告に臨みました。
しかしその反応は想像を遥かに超えてきました。

「意味がわからない」「今の安定を捨てるなんて」「せっかく建てたのに」「もう孫に会いにいけない」「そんなに人生深く考えなくてもいいんじゃない?」

こういった言葉を次々に浴びせられ、かなり気が滅入ってしまいました。

自分の親ながらなんて言葉を息子にかけるんだ…と情けない、悲しい、そんな気持ちです。

特に反対しているのは僕の母で、「結局、○○ちゃん(僕の妻)が地元に帰りたいだけでしょう?」と、妻の実家に息子を住まわすなんて考えられないという思いのようです。

両親の考えが一般的。時間をかけて説得するしかない

反対されてすぐは僕も頭に血が昇って、「なんて理解のない親なんだ!」と、もう絶縁してでも勝手に移住しようかと思ってました。
でも報告から2週間ほど経って、「まあ普通の反応だよな」と冷静に考えらえるようになってきました。

両親と4時間近く話し合いをした結果、職を変えることについては100歩譲って多めに見るけど、住む場所は今のままにしてほしい、というのが両親の現在の主張です。
(なぜ職についてそこまで言われないといけないんだ?とも思いますが、逆にいうと一つ了承を勝ち取ったということなので我慢します…)

僕の両親の反対意見は冷静になって紐解いてみると、「妻の実家に行くのは寂しい」というものです。

寂しいと思うのは何も悪いことではないと思うので、ここは理論武装で押し切っても仕方ないのかなと思ってます。

親を無視して勝手に進むこともできますが、先々のことを考えて少しでも丸くおさめたいというのが今の僕の想いです。
なので一旦住む場所は保留ということにして、職を変える準備、植物屋の準備を粛々と進めていこうと思います。

日が経てば両親の考えも少し柔らかくなるかもしれませんしね。

全員が納得する必要はないけど、遺恨が残らない方が全員のためになる

今回の件で親族の付き合いの本当の難しさが少し垣間見えました。

そもそも僕は縁もゆかりもない土地に家を建てたので、両親は住む場所に執着がないんだろうと勝手に想像していました。
しかし蓋を開けてみると全然そんなことはなく、「妻の実家に住むなんて!」という古の価値観を持つ人間だったのです。

まあ将来揉めるよりはマシか、と無理矢理前向きに考えるようにしています。

全員が納得する必要はないけど、自分達のためにも、遺恨が残らないやり方をした方がいい。
そんなふうに考えながら時間が経つのを待とうかな。

  • この記事を書いた人

YOAKE GREEN SHOP

1987年生まれ。 地方在住デザイナー。 妻と息子と娘の3人家族。 「会社に依存した働き方を変えたい」と一念発起し、テラリウムを扱うネットショップを副業でスタート。 会社を辞めてグリーンショップを開業することが目標です。

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