最近読んでいる本、「幸せになる勇気」が今の自分にとても刺さる内容なので紹介していきます。
この本の中ではいくつかコアとなる考え方が紹介されます。
その内の一つが「悩みも幸せも根本は人間関係」というもの。
例えば地球上に自分一人しかいなかったら今多くの人が抱えている問題は問題ではなくなるでしょう。人間は他人と比べることで悩みを抱えてしまう。
一方で幸せを感じるのも他人との関わりの瞬間です。人から信頼される、人に愛されることで幸せを感じることができる。
ここで大事な考え方が「貢献感」です。人に貢献できていると幸せを感じることができる、貢献感があれば実際の成果等は関係ないとしています。
これを踏まえた上で、人生のタスクは大きく3つあるとされています。
「仕事、交友、愛」です。
左から順番に利他の精神のレベルが上っていく感じ。
人間は他の動物に比べてとても弱く、一人では生きていけない。だから他人と分業するようになった。仕事とは生きるためには必要不可欠なものとされています。そのため自分の得意分野を仕事で活用し他者貢献することが生きていく上でとても重要。
次に交友。仕事はあくまでも生きていくための手段。仕事で必要なのは価値を交換する「信用」である。一方で交友に必要なのは無条件の「信頼」。相手がどう思おうが関係ない、ただ私がこの人を信頼すると決めて行動する。
ここでかんがえてないといけないのは「課題の切り分け」です。
これは今悩みや問題に対して、それは自分の問題なのか、それとも他人の問題なのかを切り分けて考えようというもの。つまり相手を無条件に信頼するが、相手がそれに応えてくれるかどうかは相手の問題。自分にできるのは相手を信頼することだけ。
ここがとてもシンプルな考え方だと思いませんか?人間関係に悩みやすい人にとって相手にどう思われるかは最重要項目。でもそんな人こそ自分の行動のことだけを考えるべきだと思いました。
最後のタスクは「愛」。これが最も難しい。愛するかどうかは自分自身の問題。運命の人などいない。この人を愛するのだとただ心に決めること。そのように本書では語られています。
また分かりもしない未来のことで悩まず、ただ目の前のパートナーと踊り続けろと述べられています。
この本に書かれているのは抽象的なようで実は超具体的なアドバイスだと感じています。
自分の未来を変えるのは「今」の「自分の行動」だけである。
人間関係や子育てに悩んだときに行動指針を示してくれる一冊だと思う。