- 夫婦で全く意見が合わない
- 話し合うたびに喧嘩になる
- 料理しないのにキッチンプランに口出ししてきてイライラする
こんにちは宗太(@sota_chokin)です。
家づくりでよくあるトラブルに「夫婦喧嘩」があります。
打ち合わせのたびに夫婦喧嘩になって家づくりが嫌になったという人もいます。
また建った後の家に対して「こんな家にしたくなかった」と揉め事が起こることもあります…
僕は2019年に子供が3歳になったタイミングで家づくりを行い、他にはない自分だけの理想の家を建てることができました。家族全員が納得する良い家になったと自負しています。
家の写真はこんな感じです。
そんな僕も家づくり中は本当によく夫婦喧嘩をしていました。
僕も妻もデザイナーなのでお互いこだわりが強く、口を利かなくなるほど揉めたこともあります。
そんな経験を生かしてこの記事では「家づくりで夫婦喧嘩が起きる原因と後から揉めない方法」を紹介したいと思います。
この記事を読めば家づくり中の夫婦喧嘩を減らせるだけでなく、家が建った後に揉める心配もなくなりますよ。
何十年も住む家ですからお互い遺恨が残らないようにしたいですよね。
この記事の内容をまとめると次のとおりです。
- 家づくりで夫婦喧嘩が起こる原因は色々な”ズレ”
- どうせ揉めるなら家づくりの一番始めにしっかり揉めておこう
- 家の各仕様を決めるのは”実際に一番使う人間”にしよう
目次
家づくりで夫婦喧嘩が起こる原因
僕も家づくり中はよく夫婦喧嘩をしていました。
今思い返してみるとケンカをしていた理由やタイミングには傾向があります。
一言でいうと色々な”ズレ”が原因でした。
それでは全部で4つ、ケンカの原因を紹介していきます。
男女でこだわるポイントが違う
これは夫婦というより男女における傾向だと思います。
家づくりにおいてこだわるポイントが全然違いました。
僕は家の外観や室内のデザインなど全体の雰囲気を重要視する傾向がありました。
一方妻はキッチングリルの仕様やゴミ箱の位置といった実用的なディティールを始めから重要視していました。
これではスムーズに打ち合わせできるはずがありません。
僕は妻が家づくりの始めからディティールの話をしているので、
「そんな細かいことは後から決めればいいんじゃない?」
と言ってしまいましたが、妻からすればディティールこそ彼女の家づくりの最重要項目だったんです。

長い家づくり期間の中で気持ちが盛り上がる時期がずれる
家づくりはかなり長期間に渡って行われます。
一般的に数ヶ月、長い人では1年以上かかることもあるそうです。
僕ら夫婦は共働きなのでお互い忙しい合間を縫って家づくりを行っていました。
しかしこれだけ長いと家づくりに集中できる時期はだんだんずれてきます。
どちらかが一生懸命プランを考えているのに一方は忙しくて家づくりどころではない…
こんな状況が繰り返されたので家のことで揉めることが増えていきました。

また僕が昔から家づくりに興味があったことも裏目に出ました。
家づくりを開始する前から理想の家を考え続けてきた僕に対して、妻は家づくりについてほとんど考えたことがない状態でした。
そのため家づくりを開始した時点で僕と妻の間に情報量のギャップがかなりありました。
僕は当初「なんでもっと真剣に考えないんだ?」とイライラしていましたが、妻からすると始まったばかりの家づくりなので手探りの状態だったんだと思います。
お互いの得意分野に口出しする
これもよくある話です。
例えば我が家はほとんど妻が料理をしてくれています。
当然キッチンについては妻がプランを決めるべきでしょう。
それなのに家づくりになると僕もキッチンにあれこれ意見してしまいました。
家全体の質感や見た目をできるだけ統一したかったので「キッチンはステンレス天板がいいんじゃないか」とか
「水栓はこのデザインがいい」などあれこれ提案してました。
妻からすると「料理しないくせに口出しするな」という状態だったでしょう。
家づくりにこだわりがある人ほど陥ってしまうケースだと思います。
家づくりで後から揉めない方法
ここまでは我が家の実例に基づいて夫婦喧嘩の原因を紹介してきました。
いっときの夫婦喧嘩で済めばいいですが、家が建った後も揉めてしまってはせっかくの苦労して建てた家が台無しです。
ぜひこれから紹介する方法で揉め事を回避してくださいね。
始めに「家の実現したいことリスト」を夫婦で一緒に作り上げる
長い家づくり、どうせ何度か揉めるのだから一番始めにしっかり揉めておきましょう。
そのためにまず「家の実現したいことリスト」を夫婦で作ってみてください。
「実現したいことリスト」とは家づくりで実現したいことをリスト化したものです。
最初は夫婦それぞれで個別にリストを作ってみましょう。
吹き抜けのリビングがいい、家事動線にこだわりたい、床は無垢材がいいなど実現したいことを書き出していきます。
出来上がったら今度は夫婦のリストを合わせて1つのリストにしていきます。
このときズレている項目があればそれが後々揉めるポイントです。
例えば「対面キッチンがいい」という項目と「壁付けでL字のキッチンがいい」という項目が並んでいたらどちらかが譲らなければいけません。
家づくりを始める前にしっかりとお互いのズレを解消しておきましょう。
そうすればイライラしながら、夫婦喧嘩しながら家づくりすることもなくなりますよ。
「家の実現したいことリスト」については他の記事でも詳しく紹介しています。興味があればこちらも見てもらえると嬉しいです。
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家の部屋ごとに最終決定者を決めておく
実現したいことリストの内容がズレているとき、どうやってズレを解消したらいいんでしょう?
僕は「部屋ごとに最終決定者を決めておく」ことをおすすめします。

例えば我が家ではキッチンを主に使うのは妻です。
ですのでキッチンの最終決定者は妻になりました。
僕も色々と要望や提案はしましたが、本当に使うのは妻なので最後は妻に決めてもらいました。
ちなみに僕は「家全体の色や仕上がり」の最終決定者になりました。
床の材質から壁紙、窓のサッシの色まで最後は僕に決めさせてもらいました。
お互い若干納得していないポイントもいくつかありますが、それでも後悔や恨みつらみなどは全くありません。
しかし当然ですが夫婦お互いが思いやって決めることが大切ですよ。
相手が絶対に嫌だと言ってるのに俺が最終決定者だから真っ赤なお風呂にした…となっては意味がありません。
家は家族全員のものだと肝に銘じる
これは家づくりを行う上での心構えのようなものです。
家は夫婦どちらかだけのものではありませんよね。
家族全員が住む場所になります。
相手の主張に腹が立つときもあると思いますが、相手も住むんだからこだわって当然という気持ちを持つようにすると受け取り方が変わるかもしれませんよ。
僕の周りで家が建った後に揉めている夫婦のほとんどは、どちらかが一方的に仕様を決めています。
そうならないように「家は家族全員のものだ」と肝に銘じておくといいと思います。
建築士に意見を求める
どうしても意見が合わないときも出てくるかもしれません。
そんなときは建築士に意見を求めてみましょう。
建築士はプロなので中立な立場で回答してくれると思います。
もしかしたらまだ見ぬ新プランを提案してくれるかもしれません。
僕ら夫婦も困ったときはいつも建築士の方に素直に相談していました。
「僕はAが良くて妻はBが良いと言うんですが、どちらがいいと思いますか?」
こんな答えにくい質問にも家づくりのプロとして適切な回答をしてくれましたよ。
夫婦どちらの提案でもない建築士の提案を受け入れた箇所もいくつか家の中にありますが、今ではそこがお気に入りだったりもします。
柔軟な姿勢のほうがうまくいくのかもしれませんね。
家づくりで夫婦喧嘩が起きる原因と後から揉めない方法まとめ
この記事の内容をまとめると次のとおりです。
- 家づくりで夫婦喧嘩が起こる原因は色々な”ズレ”
- どうせ揉めるなら家づくりの一番始めにしっかり揉めておこう
- 家の各仕様を決めるのは”実際に一番使う人間”にしよう
何度も言いますが何十年も住む家で「本当はこんな家にしたくなかった」と相手に後から言われるほど怖いことはありません。
ぜひ家族全員が納得する家づくりをしてくださいね。
それではー。